西島悠也のおすすめ福岡の宝石

西島悠也

福岡にはたくさんの宝石商があるんですが、この間いったお店で扱ってた中で僕が探していた「コンクパール」と、「パライバトルマリン」が見つかりました。

 

コンクパールは、カリブ海沿岸の浅瀬から深さ30mまでの砂底上に生息するピンク貝から採れる綺麗なピンク色したパールです。
ピンク貝は巻貝なので、二枚貝のように核を入れて真珠を養殖することが出来ないのです。その為、1個の宝石質のコンクパールを採るために必要なピンク貝は5万個とも10万個とも言われています。
中でもフレームマーキング(火炎のような模様)がはっきり出ているものほど稀少で、濃いピンク、濃いオレンジピンク、赤、紫の色調が均等に入っていて色抜けが無く、形が良く、照りが良いものは価値が高いと言われています。
最近は採取量も激減しており、ますます入手が難しくなってきています。

 

パライバトルマリンとは、1989年以降、ブラジルのパライバ州からネオンブルーの良質の宝石が産出地であるパライバ州の名前が与えられました。採掘された当初は、採掘権をめぐって、10年近くもまともに採掘されない状態が続きました。
トルマリン自体は世界中で産出されるますが、銅成分を大量に含んだ『パライバトルマリン』の産地は、ブラジルの狭い地域(パライバ州とその近郊)に限定されます。その供給量は年々に減少を続けており、既に枯渇したとの噂も囁かれる程です。そのため、希少で人気で高価な宝石となっております。
ぜひ、みなさんも宝石の希少さの意味に触れてみてください。